コードのコピーの仕方(調性判別編)

コードのコピーってどうやってするんだろう?って思う方も多いと思います。

自分は絶対音感がないし、って方もいるんじゃないでしょうか。

僕もありませんが、コードのコピーは結構できる自信があります。

 

内声を聞き取る必要などはありません。基本的にはメロディーとベース音のコピーですみます。

 

これから何回かに分けて説明しようと思います。

 

今回は調性(キー)の判別方法を説明します。

 

まず、調号とキーの関係がわからない人は以下を一読しておきましょう。

たった10分で調号をすべて覚える方法 - NAVER まとめ

 

なお、初心者向けにコードが簡単そうなAKB48恋するフォーチュンクッキーを例にします。


【MV】恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式] - YouTube

 

 

長調か短調か

基本的には長調の曲は明るいです。聞けばすぐに分かります。

それ以外の曲はだいたい短調ですw

 

例えば、「戦場のメリークリスマス」は暗いか明るいかって言われると、ちょっと迷っちゃいますよね。


戦場のメリークリスマス - YouTube

この曲は短調なのですが、短調の曲はどっちつかずな感じの曲も多いです。

 

聞いて明らかに明るければ長調、迷ったら短調という解釈でだいたい大丈夫です。(転調してる場合を除く)

 

 「恋するフォーチュンクッキー」は明るいので長調です。

 

 

次に2通りの方法があります。

 

曲の終わりのベース音を聞く

曲の終わりがトニック(主和音)で終わってるパターンがかなり(80%くらいの曲?)あります。

このパターンでは、終わりのベース音がその曲の主音となっています。

 

恋するフォーチュンクッキーもこのパターンで、最後のベース音はDなので、Dメジャーとなります。

 

しかし、トニックで終わらない曲もありますので、この方法は完全ではありません

メロディーをコピーして、臨時記号(フラットやシャープ)の数で判断する 

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 こちらは恋するフォーチュンクッキーのサビのメロディー譜です。

ファとドの音にシャープが付いています。

ファとドにシャープがつくのは調はなんでしょうか?

 

 

正解はDメジャーです。

 

また、ここではソの音が出てきていませんが、ファとソとドにシャープがつく調はないので、なくても判断できます。

 

このように、メロディーをある程度採譜しておけば、キーの判定ができます。

 

 

なお、曲によっては臨時記号の位置がコロコロ変わったりもします。

そういう場合、転調をしていたり、後で説明する借用和音やドミナントモーションなどを使用していたりします。

 

コードのコピーをしたことがない人にとっては、まだ難しいと思いますので、簡単な曲から練習しましょう。

 

 

 

次回は、コードのコピーの方法を説明します。

 

 

 

オーケストレーションの勉強をする時にオススメしたいこと

最近はウォルターピストンの本でオーケストレーションを勉強しています。

 

管弦楽法

管弦楽法

 

 こちらは、三部構成になっていて、第一部は楽器の紹介、第二部はオーケストラの楽器の組み合わせ方の説明、第3部は実習問題となっています。

 

僕は現在第一部の学習中で、各楽器の基本的な使い方などを学んでいるのです。

が、この本は譜例が比較的狭い範囲でしか載せられてないので、音源で参照するときに、なかなか譜例部分が見つけられないんですよね。

 

40分の音源の中の24分32秒みたいなところを、自分で探さなければならないので大変です。

 

しかも、オーケストラの中で鳴っているとイマイチ聞こえなかったりもします。

 

youtubeで初心者向けの楽器のレッスン動画を見よう

こちらはフラジオレット(自然ハーモニクス)の解説動画です。

ヴァイオリンのハーモニクスの音って、未経験者には意外と区別がつきにくいのがわかると思います。

僕もこの動画を見てやっとわかったという感じです。

 

このように演奏者向けの動画は、手元に楽器がない、楽器を触ったことがない人にはとても参考になると思います。

 

色んな初心者向け動画をみよう

youtuberが流行ったおかげか、最近は音楽系の解説動画がかなり増えました。

管弦楽法を学ぶといっても、オーケストラの楽器全てを始めるくらいの気持ちがないとなかなか身を結ばないかもしれません。

初心者向け動画で色々な奏法を学びましょう。

 

ハロウィン曲をつくろう! 簡単な作曲法の紹介

明日から10月ですね。10月といえばハロウィンがありますが、それに関したイベントや動画などで曲が必要だったりするんですよねー。

とくに海外サイトなんかでは、ハロウィン関係の動画などがよく上がってきてます。

 

今回はハロウィンぽい曲を作ってみましょう。

 

よく使われる楽器たち

Moog Etherwave Plus Theremin Ash テルミンプラス 『並行輸入品』

電気楽器の一種で、手を触れずにアンテナから出た電波のようなものを操作して演奏します。

音程が不安定な楽器で、ホラー感がだせます。

鍵盤楽器で、オルゴールのような音がなります。

下のオルゴールアレンジの花のワルツは実際にはチェレスタ音源を使用しています。

木管楽器楽器のアンサンブルは不思議な感じが出しやすいです。

後で説明するマイナー系のコード進行でアンサンブルを使うと、なかなか良い感じにまとまりやすいです。

他にも、ストリングス、ハープなど、オーケストラの楽器を入れても良いと思います。

また、ギターを入れてロック調にするパターンもよくありますが、上記の楽器を主体に使っていくとハロウィーンぽさが醸し出せます。

 

よく使われるコード進行

  • Im→ V7/I Im 

 よく使われるものの一つだと思います。

Imのときに、V7の三度の音を先取って使用することも可能で、その際は Imは Iマイナーメジャースケールとして解釈可能です。

こちらはクリシェです。

Imの5度が、半音ずつ上がって、また半音づつ下がっています。

 

こちらは Im→ VImに変わった時、転調とみなしてもよいのですが、元のキーの平行調のIVサブドミマイナーとみなすこともできます。

 

以上が僕なりにまとめた作曲法でした。

最後に、参考として僕が作った曲を二曲載せておきます。